第75話 東京オリンピック2020

文字数 555文字

 オリンピックが何とか無事に開催された。賛否ある中で開催にこぎつけられたことは、選手団の入場行進を見て素直に良かったと思った。
 57年ぶりの東京オリンピックだが、前回のオリンピックは、当時は自分も19,20歳だった。一番に頭に思い浮かべたのは、何故かあの市川崑監督の映画だった。隠れた音にこだわった、一風変わった演出が思い出される。あとは円谷幸吉、三宅義信、遠藤幸雄、女子バレーボールチーム、遠藤幸雄、神永昭夫、そしてあのベラ・チャスラフスカだ。チャスラフスカの美しい平均台上の姿、そして当時、妙に生々しく感じた女性を感じさせる姿態美は今でも記憶の中に焼き付けられている。この中で生存しているのは、三宅義信さんだけだ。その三宅さんが高橋尚子らと共に日本国旗を持って現れた。時代の移り変わりは、誰に止められないことを実感した。
 それにしても、橋本聖子とバッハ会長のスピーチの長さは一体何を考えているのかと思った。主役はアスリートたちなのにと、思った人が多かったのではないだろうか。それともう一つ、陛下が開会の宣言をされるのに菅総理、小池知事らの起立の遅れは、すごく失礼な光景だった。それにしても、菅総理の存在感の無さはどう考えればいいのか、少し寂しさを感じてしまった。
 あとはテレビ観戦でオリンピックを楽しもう。



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