第564話 「不安定」

文字数 550文字

 本年の10月から始まった皮膚炎が、ここにきて少しは快方に向かっているとは思えるものの、まだ完治とまではいかない。二三日前から痒みが収まったので軟膏をストップした。すると昨日の晩方からまたかゆみが再燃。なかなか思うようには行かないようだ。素人判断は駄目なことは分かっているが、あれだけの患者をかかえる医師が全てを見てくれるわけではない。ある程度は自分が判断して行動を求められるのだ。


   玄関も冬支度が進んでいる

 現在の世界情勢を見ると、何だか自分の皮膚炎と良く似た傾向にあるようで少し面白く感じた。一言でいうと「不安定」なのだ。良くなっているように思えて、実態はなかなか根が深いようだ。どちらに転ぶか分からない。コロナもロシアとウクライナの戦争も、中国の覇権行動も、アフリカや世界の各地で急増する避難民も、何もかもが不安定の中にあるように見える。民主政治と強権政治の色分けも混沌としてきている。そんな中で、地球温暖化の傾向だけは着実に進んでいる。しかし、世界はそれに対し、頭では理解しながら解決への方向へとは向かっていないようだ。
 世界には大きな問題が山済みになったまま、新しい年を迎えようとしている。我が悩みだけは、これらと絶対に同調するわけには行かぬ。


   もう完全にお正月を迎える体制が整った

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