第594話 当たり前にやれている

文字数 557文字

 当たり前のことを当たり前にやれている今の阪神は強いと、阪神OBの能見が言っていた。確かにそのとおりだと思う。きっちりと守り、打つべき時に打つべき人が打っている。だから連勝が続いているのだろう。
 昨日の西武戦、阪神の先発が西勇樹と聞いて少し不安を抱いた。彼は阪神のエース格のベテランピッチャーだが、球速がない。シュートを武器にしたコントロールピッチャーだ。それだけにコントロールに狂いが生じると大量得点を許すことがある。何とか6回までは2点に抑えていたが、7回につかまった。微妙なコントロールミスで痛恨の2点を献上してしまった。これでアウトだった。それまでに好調阪神には得点のチャンスが数回あったが、全て打つべく人が凡打に終わってしまっていた。そこで点が入っていればゲームが違っていたかもしれない。西にはもう辛抱の限界だったのだろう。


   玄関シリーズ

 昨年までの阪神には、この当たり前のときに当たり前の点が取れずに泣いた場面の如何に多かったことか。観る者にもストレスを与え続けるチームだった。それが今年の岡田阪神になって、この当たり前が俄然できるようになっているのだ。連勝は途絶えたが、また本日からこの良き習慣に戻って欲しいと思っている。幸いなことに、昨日は2位のDeNAが負けており、ゲーム差の6はそのままだ。



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