第122話 なにもワカラナイ

文字数 706文字

 本当ことがほんとうに分からない国だと思う。誰もがほんとうのことを言わないからなのだろうか、分からないからだろうか。
 菅総理が突然に退陣を表明した。理由は、コロナへの対策と選挙は同時にできるような状況ではないという。総理の真意はどこにあるのだろうか。本当の理由はどこにあるのだろう。
 次の総理は河野さんが優位と言われているけれど、いまだに正式に立候補をしたわけではない。要は派閥選挙の域を出られない、密室での駆け引きがいまだに続いているということだろう。この国は、こんなことをいつまでやっているのだろうか。
 オリンピックが曲がりなりにも終了した。無観客という異例のオリンピックで、全体の収支はどうなっているのだろうか。大会への設備投資なども含めて莫大なものだろうが、後々のメンテや償却はどうなっているのだろう。大会だけの決算収支は来年の四月以降になるという。そのころには、先送りの効果で誰もが関心も薄れているだろう。赤字額を公表することでの批判を避けているのだろう。一国民にはほとんど関係のないことなのだが。
 コロナがほんとうにいつ終息するのか誰にもわからない。まだまだワクチンを一回も受けていない人が多いのに、もう三回目のワクチンへの話が出ている。実際のところ、ワクチンに対する絶対安全への保障は誰にも、どこの国もはっきりと言えるわけがない。かなり遠い将来の結果だけが決めることだろう。もう世界の人々は、一蓮托生の状態にあることだけは確かなことだ。
 前にも書いた、拉致問題、尖閣や北方四島の問題もどういう状況にあるのだろうか。国民には何も知らされていない。この国には本当ことを言わない習慣があるのかもしれない。



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