第499話 宗教とは

文字数 344文字

 宗教とは本来のあるべき姿は、心の平安や癒し、祈りにあると思う。もう少し前向きに言えば、人の考え方や、生き方、心の持ち方を示唆するべきものであるだろう。
 しかし、人間は恐怖の中で生きている。その恐怖の範囲は無限に広い。病気への恐怖、将来への不安、天変地異、死ぬことへの不安、不慮の出来事への不安などなど、キリがなく存在する。だからこそ、不安や恐怖から逃れるために神社や仏閣に祈願するのであろう。



 祈願するとそこに対価の発生が起きる。その対価は決められたものではない。いま話題の統一教会では、その対価が霊感商法という商売になってしまう。仏教の世界では、それが布施という形を取ったり、神社の世界では祈祷料という形の対価になる。
 その対価の集合体が神社、仏閣、教会という形に変化したのだろうか。



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