第498話 骨太ドキュメント
文字数 604文字
台風の番をしながら、2本のドキュメントを見た。NHKならではのもので、つまらないドラマを見ているよりは、よほど充実した時間を過ごせた。1本は、「正義の行方~飯塚事件 30年の迷宮」、警察と検察、被告とその妻、弁護士、裁判所、新聞記者とこの事件に関係する人々のドキュメントだ。証拠が充分だとする裁判所(国側)と意図的に作りあげられた証拠で、不十分とする弁護側の争いがいまだに続く事件だ。被告はもうすでに死刑が執行されているのに、二度目の再審請求をして無実を勝ちとろうとする弁護側の執念が感じられる。冤罪はあってはならないことだが、人が人を裁くという極めて人間の尊厳に関わる問題で、深く考えさせられるドキュメントだった。
もう1本は、「おひとりさまでも、家で死ねますか?」という、少しは自分にも興味のある在宅医療の話で、これもしっかりと時間をかけて作りあげられていた。今はほとんどの人が病院で死ぬ。昔は当たり前のように家で死ぬことが普通だった。どちらがいいのかは本人や家族の問題もあり、これも高齢者にとっての大きな問題だ。自分は家で死にたいとは思っているが、この在宅医療の制度や仕組みが根付くには多くの時間と大きなハードルがあるだろう。
昨日「葬儀」を書いたが、イギリスのエリザベス女王の葬儀が中継されていた。これよりも大きくて尊厳のある葬儀はこれから見ることはおそらくないだろう。
もうすぐ秋がやってくる
もう1本は、「おひとりさまでも、家で死ねますか?」という、少しは自分にも興味のある在宅医療の話で、これもしっかりと時間をかけて作りあげられていた。今はほとんどの人が病院で死ぬ。昔は当たり前のように家で死ぬことが普通だった。どちらがいいのかは本人や家族の問題もあり、これも高齢者にとっての大きな問題だ。自分は家で死にたいとは思っているが、この在宅医療の制度や仕組みが根付くには多くの時間と大きなハードルがあるだろう。
昨日「葬儀」を書いたが、イギリスのエリザベス女王の葬儀が中継されていた。これよりも大きくて尊厳のある葬儀はこれから見ることはおそらくないだろう。
もうすぐ秋がやってくる