第302話 中国外相の記者会見

文字数 437文字

 ロシアとウクライナの停戦交渉は、どうやら中国の習によって行なわれそうな気配だ。昨日に中国外相の記者会見があった。その中で、中国は必要な時に国際社会と共に、必要な仲裁をする用意があるという。プーチンが望む時期に、習が世界平和のために一役買おうという構図だ。中露関係は、最重要の緊密な隣国であり戦略的パートナーだ。国際情勢がいかに険しく変化しようと、協力関係を絶え間なく進めていくとも言っている。
 習はロシアに恩を売ることもできるし、プーチンも習が言うならそれを受け入れてやろうというわけだ。バイデンをはじめ西側諸国の仲裁ではなく、中露の協力によって、再び世界に平和が戻ってくると言いたいわけだ。
 ただ、その時期を決めるのはプーチンだということだ。ここにも、大国同士のエゴの構図がある。ロシアの天然資源は豊富にあり、それを中国は独占できる。また、中国の経済力、生産力はロシアにとって、西側諸国に依存することを防ぐことにもなる。
 そんなふうにこの会見を読んだが、いかがだろうか。



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