第72話 「長谷川式」

文字数 453文字

 この時期でも、朝ウオークの時間帯(5時半位~6時半位)はまことに爽やかで涼しく、贅沢なひと時だ。充実した一日を積み重ねることができるのはうれしいことだ。
 いつものNHK深夜便に、長谷川という人が認知関連のインタビューにでていたので何気なく聞いてみたら、やはり「長谷川式」を開発された長谷川和夫先生の息子さんだった。先生はいまだ御元気、健在で、高齢者の施設にお住まいとのことだった。親子二代が認知症関連の医者であり、権威であることはそうあるものではないだろう。
 私も退職前の10年間は高齢者の住まいにかかわる仕事についていたので、興味深く聞くことができた。いまも「長谷川式」は認知診断の入り口として多方面に利用されている。昨年、運転免許の更新時、高齢者講習を受けたとき、この長谷川式を基本とした応用版が使われていた。
 何はともあれ、高齢になるといずれは認知症に似通った症状が生じることは避けられない。そのためにも、少しでも体を動かし、頭に刺激を与え続けることは、自分のためであり、家族のためでもあるだろう。



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