第125話 16年ぶりの阪神優勝

文字数 532文字

 セリーグは優勝争いの後半戦を迎えている。今日現在で阪神がヤクルトに3ゲーム差をつけて首位を堅持している。16年ぶりの阪神優勝の可能性が高くなってきた。
 その理由の一番は、何といってもここにきての巨人の不調だ。菅野とビエイラの離脱、丸の不振は大きい。阪神に対する、伝統と原巨人という無言のプレッシャーはかなり遠のいた。今年の巨人の目はもうなくなったと見る。
 そうなれば、相手はヤクルトだけだ。今までの対戦成績はまったく参考にならない。前半戦のヤクルトと違って、今のヤクルトは元気がいい。何とか直接対決を五分にできれば優勝も見えてくるだろう。奥川を打ち崩せば、一気に流れが大きく変わる。
 今の阪神は、前半戦のいい状態に戻りつつある。投手陣は、先発陣の青柳、ガンケル、秋山、伊藤が安定しているし、抑えの岩貞、岩崎、スアレスが絶好調だ。また、西が待望の100勝を達成し、これからの追い込みには心強い。及川、小川の新人コンビの元気なピッチングは、たのもしいかぎりだ。
 また、打線も近本、中野のコンビが快調、大山も復調も大きい。日替わりで誰かが打つ打線は、阪神の全員野球を優勝に導いてくれそうだ。あとは、前半戦の立役者、佐藤がプラスアルファーで復帰してくれれば、鬼に金棒だ。



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