第582話 痒い痒い病、半年
文字数 554文字
痒い痒い病が始まって、とうとう半年を迎えようとしている。ここにきて少し回復の兆しがある。さすがの猛者も、疲れが出てきているようだ。そこでいま完全治癒に向けてやろうとしていることがある。それは掻かないことだ。当たり前のことだが、これが難しいのだ。自然に、無意識に痒いところに手が行って掻こうとする。掻くと変な気持ちよさがある。掻いて安心するといった変な快感もあるのだ。だからいつまでたってもこの悪循環を繰り返しているのだ。この半年間、掻いているところを嫁に見られて何度注意を受けたことだろう。
さくらが満開です
痒い時に掻かないで薬剤を患部に塗ると痒みが治まる。さすがにこの軟膏は良く効く。しかし度々のことだから、ついほったらかして掻いてしまう。この繰り返しを半年続けたわけだ。そこで、最後の手段として掻かないでぐっと我慢、そして薬剤を塗る。これに徹しようと思う。というのは、この薬剤の塗布は一日二回という原則があったからだ。この薬剤は抗生物質で、あまり塗りすぎる効かなくなったり、からだに良くないという話をあちこちから聞いていたからだ。
もうそんなことはいっていられない。掻かなければ、症状は回復傾向に向かうのだ。そのために、この掻かないという方法を断固やり倒そうと思っている。
こんな玄関もあった
さくらが満開です
痒い時に掻かないで薬剤を患部に塗ると痒みが治まる。さすがにこの軟膏は良く効く。しかし度々のことだから、ついほったらかして掻いてしまう。この繰り返しを半年続けたわけだ。そこで、最後の手段として掻かないでぐっと我慢、そして薬剤を塗る。これに徹しようと思う。というのは、この薬剤の塗布は一日二回という原則があったからだ。この薬剤は抗生物質で、あまり塗りすぎる効かなくなったり、からだに良くないという話をあちこちから聞いていたからだ。
もうそんなことはいっていられない。掻かなければ、症状は回復傾向に向かうのだ。そのために、この掻かないという方法を断固やり倒そうと思っている。
こんな玄関もあった