第494話 村山由佳

文字数 465文字

 村山由佳は好きな女性作家だ。恋多き女性であり、自由奔放なイメージもある。枠にはまったお嬢様が、母との葛藤を乗り越え、女として自由に世間に生きる。それが、彼女の作品に時系列に反映されているように思う。「風よ嵐よ」では、婦人解放活動家で知られた伊藤野枝を描いている。彼女らしい選択の作品だと思う。以前に読んでいたが、今回、NHKのBSで吉高由里子の主演でドラマ化されている。



 期待して、一話、二話を見たが、やはり小説とドラマでは受ける印象が全く違う。小説は情景を頭の中に浮かべ、想像を逞しくして読むけれど、ドラマにはそれがない。あるがままの役者の演技を、少し批評的に見てしまう。自分の本の中のイメージと比べてしまうので、どうしても過小評価になるのかもしれない。そういう意味では、両者を同時に鑑賞することはあまり意味がないような気もする。
 話は変わるが、今日からのヤクルトの村上宗隆の打席が楽しみだ。残りの全打席を追っかけてみようと思っている。阪神がポストシーズンに残るより、村上のホームランの新記録のほうが残念ながら確率が高そうだ。


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