第48話 人それぞれ
文字数 368文字
毎週の土曜日は、公民館で将棋を指す日だ。しかし、昨日は藤井聡太と斉藤慎太郎の叡王戦挑戦をかけた大一番の日だ。やはりその勝負が気になる。スマホでの中継を気にしながら、いつもの相手との対戦を行なった。
しかし、将棋仲間は全くそんなことはどこ吹く風で、目の前の将棋に集中している。その時、ふと思った。将棋を楽しむ人が皆、藤井や他のプロ達の勝負を気にしているわけではない。人はそれぞれなのだ。思いや考え、嗜好もみんな違うのだ。改めて人それぞれの違いが分かったような気がした。自分が好きだから、自分はそう思うから、みんなもそうであるわけなど決してないのだ。あたりまえのことを、こんな歳になっても気がつかない自分がいる。
おかげで、自分の将棋は注意散漫、だらしない将棋を指してしまった。でも、藤井聡太は挑戦権を獲得し、三冠に向けてひた走っている。
しかし、将棋仲間は全くそんなことはどこ吹く風で、目の前の将棋に集中している。その時、ふと思った。将棋を楽しむ人が皆、藤井や他のプロ達の勝負を気にしているわけではない。人はそれぞれなのだ。思いや考え、嗜好もみんな違うのだ。改めて人それぞれの違いが分かったような気がした。自分が好きだから、自分はそう思うから、みんなもそうであるわけなど決してないのだ。あたりまえのことを、こんな歳になっても気がつかない自分がいる。
おかげで、自分の将棋は注意散漫、だらしない将棋を指してしまった。でも、藤井聡太は挑戦権を獲得し、三冠に向けてひた走っている。