第73話 挑戦するのが政府の役割

文字数 404文字

 菅総理が、オリンピックの開催の是非について、「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ」、続けて「挑戦するのが政府の役割だ」と、ウオールストリートジャーナルのインタビューに答えたというニュースが新聞に掲載されていた。
 今の状況下、菅総理にかかる様々なプレッシャーは並み大抵のことではないと思う。この時点でオリンピックの中止の決断をしたとしても、誰もが仕方がない、勇気ある撤退だ、と言うかもしれない。では何故こうまでしてオリンピックの開催にこだわるのだろうか。今ひとつわからない。
 その答えが、挑戦するのが政府の役割だというわけだ。では、その挑戦とはいったい何に対しての挑戦なのだろう。人類がコロナに打ち勝つことへの挑戦という意味だろうか。コロナ禍にあってもオリンピックを成功させるという挑戦だろうか。何かほかの意味があるのだろうか。
 言葉足らずの菅総理、インタビューへの返答だけが全てだとは思いたくはないが。


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