第451話 ペロシ下院議長

文字数 490文字

 ペロシ下院議長が台湾を訪問した。台湾の蔡英文総統としては、アメリカのナンバー3の訪台を歴史的快挙として勲章を贈った。この訪問を彼女はよほど嬉しかったのだろう。ペロシ下院議長、いつもトランプの演説の後ろで<ぎゃあぎゃあ騒いでいたおばちゃん>という印象がある。台湾の今の姿を見ていて、日本も基本的には全く同じ状況にあることを改めて知らされた感もある。強者に対する弱者は、ウクライナも台湾も日本も同じことなのだ。


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 ただ穿った見方をすると、アメリカはこれで今まで以上に超優良の軍事品輸出先を確保したことになる。台湾との半導体製品の交渉もよりスムーズになるだろう。いわば言いなりの商売がこんなところに存在しているのだ。戦争の危機とは、見方を変えれば超ビッグなビジネスチャンスでもあるわけだ。
 同様の立場の日本も全く同じことが言える。軍事品の調達に関しては、あまりメディアは大々的に報道しない。最新鋭の軍備製品の価格交渉はどういう風に決められるのだろう。値切ったり値切られたりという、通常の商売の駆け引きがそこでは可能なのだろうか。あまり国民には知らされていない話だ。



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