第330話 判断基準

文字数 567文字

 人は自分の判断基準を、時の経過と共に磨いていくものなのかもしれない。人は様々な局面で選択を迫られる。毎日の日々は、選択の連続の中にあるといってもいいと思う。今日の昼ご飯は何を食べようかから始まって、いつものウオークをどの方向にしようか、いつにしようか、どのような格好で出かけようか、などといつも何かの選択、判断をしているからなのだ。
 人は成長しながら、自己の判断基準を磨いていくもののようだ。若い時は、何かを決める時に自分には判断がつかないことも多い。その時は先ずは両親、そして身近な人に相談するだろう。人によってはその答えを本の中に求める人もいるだろう。そうしながら、その判断が正しかったか、間違っていたかの経験を積み重ねていく。成長するにつれて、その時の判断が難しい局面も現れてくる。世の中の常識や宗教、哲学に答えを求める人もいるかもしれない。人によっては自分の素直な感情によって決める人もいるだろう。ただ言えることは、つねに絶対の判断基準は存在しないということだ。時、場所、色々な事情によっても変わることがあるからだ。

 こんなことを書いたのは、今のロシアによるウクライナ侵攻にともなう状況に、人は何がいったい正しいのか、自分は何をすべきか、何ができるのか、国はどう動くべきなのか、そんな様々なことを考えていると想像するからだ。



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