第406話 ファンつきベスト

文字数 404文字

 昨年からはやり始めていたファンつきベストを購入した。先日、長男夫婦がやってきたときにこのベストの話が出たのだ。嫁は倉庫でのピッキング作業のバイトをしており、これが欠かせないという話に触発されたのだ。凄く快適ですよ!ということばを100%信用した。酷暑の中での仕事を少しでも楽にしたいという思いからの発明だろう。それにしても人間はどこまで考えるのだろうと思う。必要は発明の母とはよくいったものだ。



 昨年からグランドゴルフに使う人がぽつぽつ現れていた。あんなもの何の役に立つのかと半分馬鹿にしていたが、到着後試着してその快適感が少し理解できた。ファンから送られた風によって、からだの汗を利用して気化熱現象を発生させる仕組みだ。その風は両袖と首から排出される。本当によく考えるものだ。年寄りのお遊びに使って少し悪い気ももするが、早速使ってみようと思う。背に腹は変えられないのだ。


   今年は去年よりよく咲いていた

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