第129話 猪名川の小道
文字数 440文字
久しぶりに近場を家内と歩いた。何といっても歩きやすい季節なったということだ。暑さも和らぎ、あっという間にいつも歩く道が変化している。早いところでは稲刈りも終わっており、畦には彼岸花が咲き始めている。この花はいつ見ても奇麗というか艶やかに見える。
いつも通る猪名川の小道には、栗のイガがはじけて転がっている。さっそく家内は喜んで拾い始めた。しば栗だと言う。この小道は抜け道で、地元の人しか知らない。季節には竹やぶから竹の子がニョキニョキ、今年の春にいいのを見つけて苦心惨憺、二人で掘り起こしている最中に地主(?)の人に見つかってしまったことを思い出す。平謝りして許してもらったが、ここでは何度も収穫しており、タイミングが悪かったのだ。
昼に当てにしていたパン屋さんが休み、でも近くのミニコーポで買ったおにぎり、助六、サンドイッチが案外と旨かった。からだを動かせば何でも美味になってしまうのだ。この時節、ビールを飲みながらのランチは公園でひっそりとやるしかないのだ。
<道すがら>
いつも通る猪名川の小道には、栗のイガがはじけて転がっている。さっそく家内は喜んで拾い始めた。しば栗だと言う。この小道は抜け道で、地元の人しか知らない。季節には竹やぶから竹の子がニョキニョキ、今年の春にいいのを見つけて苦心惨憺、二人で掘り起こしている最中に地主(?)の人に見つかってしまったことを思い出す。平謝りして許してもらったが、ここでは何度も収穫しており、タイミングが悪かったのだ。
昼に当てにしていたパン屋さんが休み、でも近くのミニコーポで買ったおにぎり、助六、サンドイッチが案外と旨かった。からだを動かせば何でも美味になってしまうのだ。この時節、ビールを飲みながらのランチは公園でひっそりとやるしかないのだ。
<道すがら>