第101話 短文コンテスト
文字数 602文字
NHKの文章添削の課題で短文コンテストがある。なかなか優秀者のような文章が書けない。自分にはセンスがないのかと、いつもコンクールの結果を見て落ち込んでしまう。今回の課題は、「服・着物」だった。下記の愚作で挑戦した。
「ハイネックのセーター」
服の思い出として、今でも記憶に残っていることがある。それは高校生の時であっただろう。少しはおしゃれに興味を持ちはじめたころだ。当時、ワンポイントのセーターが売られ始め、人気を集めたのだ。友人たちが着ているのを見て、母親にねだったのだろうと思う。それが売られているスポーツショップに行き、目的のハイネックの薄手のセーターを購入した。色はベージュ、サイズはM寸だったと思う。
さっそく着てみて驚いた。当時は、からだも小さく腕の長さも人より短かった。どうしても袖丈が少し余り、それが自分としては気に入らない。何だかかっこ悪く、許せなかったのだ。なので、仕方なく袖口を少しひっぱり上げて着るようにしていた。そうすると、従来のものはすぐに袖の部分が伸びてしまい、一二回着ると伸びきってしまい、だらしなくなってしまっていた。なのにだ。このセーターはほとんど伸びない。しかも、一度洗うと、ピシッと元のように復元するのだ。ネック部分の伸びも袖口と同様に新品のように元に戻っている。これには驚いた。従来のものより、かなり高めだったが、時代の進歩とお金の値打ちを知るできごとだった。
「ハイネックのセーター」
服の思い出として、今でも記憶に残っていることがある。それは高校生の時であっただろう。少しはおしゃれに興味を持ちはじめたころだ。当時、ワンポイントのセーターが売られ始め、人気を集めたのだ。友人たちが着ているのを見て、母親にねだったのだろうと思う。それが売られているスポーツショップに行き、目的のハイネックの薄手のセーターを購入した。色はベージュ、サイズはM寸だったと思う。
さっそく着てみて驚いた。当時は、からだも小さく腕の長さも人より短かった。どうしても袖丈が少し余り、それが自分としては気に入らない。何だかかっこ悪く、許せなかったのだ。なので、仕方なく袖口を少しひっぱり上げて着るようにしていた。そうすると、従来のものはすぐに袖の部分が伸びてしまい、一二回着ると伸びきってしまい、だらしなくなってしまっていた。なのにだ。このセーターはほとんど伸びない。しかも、一度洗うと、ピシッと元のように復元するのだ。ネック部分の伸びも袖口と同様に新品のように元に戻っている。これには驚いた。従来のものより、かなり高めだったが、時代の進歩とお金の値打ちを知るできごとだった。