第341話 課題があってこその勉強

文字数 590文字

 水彩の背景塗りのために、様々なテストというか試し塗りをやってみた。水彩という言葉のとおり、水彩はいかに水を使うかがポイントだと改めてわかった。いまさらという感があるが、やはり自分が興味を持って進んでいかないと、どんなこともものにならないことを実感させられた。水彩の教本は何冊も持っている。たぶんその中にこれらのことを教えてくれていたはずだ。なのに、ほとんど自分のものになっていない。その時は、ただ眺めていただけだったのだろう。それは今回のように、必要にせまられなかったからだ。このように描きたい、どうすれば考えているような表現ができるのか、課題があってこその勉強だということが始めて理解できた。
 今は何事も求めさえすれば与えられる時代だ。分らなければ、ユーチューブに聞けば何でも答えてくれるといって差し支えない。以前にも、自宅の電気のスイッチを交換するのに、ユーチューブで勉強してうまくいったことがある。様々な趣味に(工作、畑作り、花々の育て方、修理法、ギターテクニック、なんでもかんでも)使っている人は多いだろうと思う。
 試しに、水彩、技法と検索、ユーチューブに聞いてみた。どっさりとある。懇切丁寧に教えてくれるのだ。本屋に出かけて、良さそうな本を選んで買わないでも、瞬間的にそれらは得られるのだ。「初心者向け透明水彩のテクニック8個、より魅力的に見せる方法を解説!」あった。



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