第470話 糸井重里

文字数 431文字

 人生の勝ち負けなんか最期まで誰にも分からない。だから、プロ野球という娯楽に勝敗を求めたがるのだ。と、糸井重里は言ったという。なるほどなのだ。この人は、ものごとの本質を見抜く力を持っている。だからこそ、数々の人を動かすコピーを作っているのだと思う。
 日々自分が使っている日記帳は、「ほぼ日手帳」だ。長年使用しているが、実に隅々にまで心配りが行き届いている。薄っぺらな紙一枚に、とことんまでのこだわりが感じられる。日記の本質の第一義は、紙にあることを分かっているのだ。だから、高価だけど使っているのかも知れない。上の言葉は、日々のページの最下段にある、今日の言葉みたいな一文だ。


   どうやらこのヒマワリは作り物だったようだ(スマホは見抜いていた)

 本質を見抜く力はどのように養われるものなのだろうか。生まれもってそんな力が備わっている人はいないことだけは確かなことだ。様々な経験による自分の心のうちの内面作業から生み出されるものだろうが。


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