第227話 年の瀬
文字数 468文字
年の瀬になると、何故か気ぜわしくなる。もう。仕事もしているわけでもない。サンデー毎日なのだ。今年中にすまさなければならないこともほとんどない。なのに、少しあせってくる自分がいる。
テレビから流れる様々な年の瀬のニュースや新聞に掲載される「今年の十大ニュース」とか「今年亡くなられた人」とか「プロ野球の年俸更改のニュース」などを、なんとなく見ているうちにそうなってしまうのかもしれない。
最近では、年内に準備しておかなくては手遅れになってしまうということもない。元旦からやっているスーパーもある。家の掃除だって、昔のように年収めの行事としてやる家も少ないだろう。
だから何も年の暮れだからといって、あわててやる必要がないのにそういう気分になるというのは、今までの長年の習慣がそうさせているのだろう。七十数余年の繰り返しが身についてしまっていて、急に変えろといってもそうは行かないのだ。
もう自分には、わずかばかりの年賀状とNHKの12月分の添削文(これも前金を払い込み済みなのでやらないわけにはいかない)を投函してしまえば万事完了なのだ。
テレビから流れる様々な年の瀬のニュースや新聞に掲載される「今年の十大ニュース」とか「今年亡くなられた人」とか「プロ野球の年俸更改のニュース」などを、なんとなく見ているうちにそうなってしまうのかもしれない。
最近では、年内に準備しておかなくては手遅れになってしまうということもない。元旦からやっているスーパーもある。家の掃除だって、昔のように年収めの行事としてやる家も少ないだろう。
だから何も年の暮れだからといって、あわててやる必要がないのにそういう気分になるというのは、今までの長年の習慣がそうさせているのだろう。七十数余年の繰り返しが身についてしまっていて、急に変えろといってもそうは行かないのだ。
もう自分には、わずかばかりの年賀状とNHKの12月分の添削文(これも前金を払い込み済みなのでやらないわけにはいかない)を投函してしまえば万事完了なのだ。