第384話 アマゾンのドライバー

文字数 476文字

 アマゾンの配送業者との業務委託による、個人ドライバーの実態の記事を読んだ。やはりそうなのだと、いまさらながら思ってしまった。宅配に来るドライバーさんも色々で、愛想のいい人、つらそうにしている人、親切な人など様々だ。中には、このように委託された個人事業者も多いのだろう。夏の暑い時なんかに、いつもたのむ炭酸水が着くときには恐縮する。実体はやはり大変なものなのだと理解できた。


    バスの座席にUSB充電

 一日約200個の荷物を宅配するのにどれぐらいの時間がかかるだろう。頭の計算では追いつかない。ひとつ配るのにもし5分かかったとしたら、1000分必要になる。単純計算で約16時間必要になる。そして、一日の日当は固定だという。保険も何もない。こんなことで成り立っている世界なのだ。



    アトアにて


 便利で、安価で、スピーディに満足している自分がいて、その裏にはこんな実態がある。世界ではこれに似たようなことが、おそらく一杯あるのだろう。メーカーと下請け、先進国と発展途上国、強者と弱者、そんな弱肉強食の世界はいつまでも続くのだろう。


    アトアにて

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