第193話 日々何となく生きていて

文字数 419文字

 日々何となく生きていても良いことがある。昨日は、図書館で楽しそうなエッセイ集と、父である藤沢周平を想う娘の本を見つけた。今朝のグランドゴルフでは、これが自分のスタイルとなりそうな方法を見つけた。それに同好の先輩から足指のツボの教授を受けた。今晩からさっそく試してみよう。夜間頻尿に効くという。

 そして、帰宅したら、たのまれ物のための彫刻刀とミニ万力が早々と到着していた。アマゾン恐るべし。俳画教室で、年賀のゴム印を頼まれたのだ。人助けも嬉しいことなのだ。さっそく頑張ってみよう。




 老年は日々を暇の中で過ごしている。何かの刺激や少しでも人の役に立つことは、自分のためにもなるプレゼント、今風に言い換えれば、自分へのギフトなのだ。

 今日の日記にも書いたが、もうそろそろ人生に色気を捨てる時期が来ているように思える。期待するから失望する。何もなくて当たり前、あれば嬉しいの生活を楽しもうではないか。肩ひじ張らず、あるがままの余生を満喫しよう。



ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み