第539話 祝!オリックス優勝

文字数 526文字

 今年も緊迫のいい日本シリーズだった。終わってみると、なんだか両監督の人間性が随所に現れたようなゲームに思えた。戦っているのは選手たちだが、重要なポイントでのお互いの采配の特徴が感じられ、それが最後の勝敗を決めたように感じた。両監督の采配は実に見事だった。最後のアウトの後の中島監督の頭をかかえる仕草が印象的で、26年ぶりの優勝という重さを感じさせてくれた。


   ウオーク中にある道

 シリーズ全体を通して感じたこと、それはつまらないミスやエラーが少なかったことだ。それがゲームを引き締まったものに感じさせてくれた要因だろう。でも野球とは分からないもので、勝利の行方を決めたのは、最後の最後で出たエラーだった。実際はエラーなのか、不慮の出来事かは分からない。杉本の打球が予想外の変化を起こしたように見え、名手塩見のグラブからスルリとこぼれてしまったのだ。それでも、8回、執念で塩見は先頭でヒットを放ち、村上が続き、オスナの3点ホームランを呼び寄せ、1点差までオリックスを追いつめた。本当にグッドな日本シリーズを見せてくれて有難うと言いたいと思う。
 我が阪神も優勝から遠ざかっている。来年はぜひとも岡田阪神の胴上げを見たいものだ。


    この玄関もおしゃれ

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