第551話 国の防衛に関する議論

文字数 503文字

 国の防衛に関する議論が活発になりそうだ。しかし、どこまでが防衛にあたるのか、きっちりとした取り決めはない。現状、首相は「専守防衛」の立場だという。専守防衛という言葉は曖昧だ。「自衛のために必要かつ相当なもの」と、防衛白書に明記されている。この文言もまたもや曖昧だ。
 ということは、隣国の攻撃能力に合わせて自衛能力を変えていかなければならない。限界が全くないのだ。北朝鮮を今のところは対象としているように思えるが、これも状況の変化で、中国やロシアを相手に考える必要が出てくるだろうことは言うまでもない。


   散歩圏にある里山の風景

 わが国の赤字国債は増え続けている。まだまだ大丈夫という根拠、それは、政府の腹のうちに、国民資産を充てにしているのだろうことは誰でも気がついている。防衛にかかる金額はたぶん限度のない世界だろう。あっという間に、国民の資産は底をつくだろう。アメリカの開発した最新鋭の防衛機器を、全て買うしかなくなるかもしれないのだ。
 このあたりで、国の防衛に関するはっきりとした取り決めを作らないと大変なことになりそうだ。岸田政権には、その役目が大きいはずなのだが、その余裕は無さそうに見える。



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