第185話 藤井対羽生
文字数 423文字
藤井聡太と羽生善治の公式戦での対戦が久しぶりに9日に行われた。実に一年二か月ぶりの対局だ。藤井が急速に強くなったので、羽生との組み合わせはほとんど見られなくなった。
今回も同じく王将戦挑戦者決定リーグでの対戦で、前回は羽生に藤井が破れている。本局は、藤井の3勝0敗、羽生の3勝一敗での対戦になる。やはり藤井とレジェンド羽生との対戦は、一ファンとしてすごく楽しみだ。
勝負は最終盤まで五分と五分のぶつかり合いで、羽生が辛抱たまらず攻撃を仕掛けた手をさらりとかわし、藤井の強烈な反撃で勝負にけりが付いた。藤井の横綱相撲を見ているようで、相手に押させ、その力を利用しての見事な押し出しだった。
残念ながら、羽生にはチャンスらしいチャンスがなかった。一見、互角の戦いに見えて、勝負の内容は藤井の描いた筋書き通りに破れた一局だった。
藤井はもう棋界の中で一人旅を始めたように見える。週末の豊島との竜王戦を制覇すれば、はっきりとその流れに乗っていきそうだ。
今回も同じく王将戦挑戦者決定リーグでの対戦で、前回は羽生に藤井が破れている。本局は、藤井の3勝0敗、羽生の3勝一敗での対戦になる。やはり藤井とレジェンド羽生との対戦は、一ファンとしてすごく楽しみだ。
勝負は最終盤まで五分と五分のぶつかり合いで、羽生が辛抱たまらず攻撃を仕掛けた手をさらりとかわし、藤井の強烈な反撃で勝負にけりが付いた。藤井の横綱相撲を見ているようで、相手に押させ、その力を利用しての見事な押し出しだった。
残念ながら、羽生にはチャンスらしいチャンスがなかった。一見、互角の戦いに見えて、勝負の内容は藤井の描いた筋書き通りに破れた一局だった。
藤井はもう棋界の中で一人旅を始めたように見える。週末の豊島との竜王戦を制覇すれば、はっきりとその流れに乗っていきそうだ。