第212話 年賀状

文字数 427文字

 年賀状を考える時期になってきた。いつもそれなりに頭を悩ませることだ。もらった賀状を見ていると、ほとんどがパターン化されている。儀礼的なものだから、いつ同じものを出すというのが普通なのかもしれない。それのほうがもちろん楽なのだろう。
 でも、自分は何だか同じものが嫌で、毎年一工夫しているのだが、多分誰もそんなに関心を持って見ていないのかもしれない。写真入り、水彩などの絵の使用、ゴム印、手書き文字、デザインもの、などなど。そんなことで、今製作中なのだが、だんだんと億劫になっていることも正直なところだ。
 そんなことより、年々出す枚数も激減しており、もうそろそろ賀状を廃止してもいい年なのかもしれない。今までの傾向からすると、年賀状は出した数だけ還ってくるもののようだ。出さなければ還ってこないのだからそれもいいのかもしれない。ただ、家内のほうの親戚には、ほとんど会う機会もないし、年に一度のご挨拶と思っての義務感もあり、今しばらくは続けるしかなさそうだ。



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