第324話 勢子がに(セコ蟹)
文字数 437文字
駅前へグランパの書き換えに行く。グランパは高齢者用の阪急バスが出している、お徳用パスなのだ。出掛けに家内に何か食べたいものがあるかと問えば、久しぶりにケンタッキーが食いたいという。要望にこたえて4ピース買う。コーヨーに寄ってみると、なんと勢子(セコ)蟹の生を380円で売っているではないか。まだ生きていて足をごそごそさせている。重たい奴を2匹買う。ケンタッキーが効いたのか、家内がいそいそと茹で上げてくれる。隣の阪急では、このくらいだと、茹でて1匹1500円はする。外子も内子もたっぷり、足も身がつまっている。去年は蟹が口に入らなかったが、今頃になってありつけた。一緒に買ったかつおのタタキもグッドで、美食、美味の夕餉なり。
タイミングが合うと、いいものに出会える日だったのだろう。ダイソーをのぞくと、クラッシュしたワイヤレスイヤホンは無かったが、ブルートウースのイヤホンがあった。音も悪くなく、頭の後ろにコードをやれば邪魔にならない。いいものをたくさん見つける日だった。
タイミングが合うと、いいものに出会える日だったのだろう。ダイソーをのぞくと、クラッシュしたワイヤレスイヤホンは無かったが、ブルートウースのイヤホンがあった。音も悪くなく、頭の後ろにコードをやれば邪魔にならない。いいものをたくさん見つける日だった。