第599話 かかりつけ医

文字数 522文字

 近くのかかりつけ医に、いつも飲む薬をもらいに行った。5分ほどで処方箋をもらい、お代は450円だった。保険がきいているからだが、もしそれがなければ4490円の実費がいる。ふと気になって、その内容を見てみたら以下の通り。初・再診料 81点  医学管理等 225点  投薬 143点の合計449点とある。


  ウオーキングで見かけた風景

 以前に小売業をやっていた経験がある。それを比較して考えてみた。再診料とは固定客に対する店側のサービスにあたるだろう。店の客として顔を覚えている、以前に買ってもらったもの、性格、特徴、雰囲気などを記憶している。そんなところか。医学管理等とは顧客名簿、購買履歴、顧客との話題などを記した店の財産のようなものだろう。当たり前のように、これらは店側のサービスであり、次への購買に対する必要なものだ。もちろん無料で店側がやらなくてはならない必須要件だ。投薬のみの処方箋料だけであれば、143点(143円)ですむはずなのだが、そうはならないのだ。
 いかに小売業に比べて医者が国から守られているかを気づかされる出来事だった。何も医者に不満があるわけではない。保険がなければぞっとすることではある。


  ウオーキングで見かけた風景

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み