第500話 500話に思う

文字数 471文字

 このところ思うことがある。自分はつくづくいい嫁を持ったということだ。家内には自分がない。家内の命は、息子たち、亭主のために尽くすことにあるように思えてしまう。全てを誰かのために捧げる人生のようだ。自分にはとてもできないし、やれるとさえ思わない。それに対し、自分は家内に何のお返しもできていない。全てを貰いっぱなしで、何だか罰が自分に当たらないか心配だ。
 友人と遊びに行く、新しい服を買う、靴を買う、病気をする、体の不調を訴える、洗濯、掃除を忘れる、不機嫌な顔をする、なんてことはほとんどない。一枚の服を見つけたとして、迷って、迷って、あげくのはてに買わない。すりきれて、穴のあいた下着をいつまでも着ている。そんな家内なしには自分は成り立たないし、生きていけないかもしれない。これほどの幸せは世の中にあるのだろうか。


   曾爾高原にて

 おかげさまで、ノベルデイズが500話に到達した。今日は何を書こうかと苦労する日もたまにはあったが、何とか続けることができた。目標の半分はクリアーできた。一つの大きな生きがいとして、目標達成をクリアーしたい。



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