第628話 恐怖の世の中

文字数 456文字

 現代人は、恐怖(心)の中で生きているといっても過言ではない。その恐怖(心)を巧妙に且つ精緻に利用するものもいる。現代とはそんな時代なのだと思う。プーチン、習近平、金正恩などはその代表格だろう。残念ながら、今の世界は彼らの動向や言動を無視するわけにはいかない。日々の世界のニュースは、かれらのあとを追っているようにさえ思う。国連や世界会議はその指導力を失い、彼らの横暴を誰もが止められないでいる。


  ウオークで見かけた風景

 一方、個人の生活においても、人々は日々を恐怖(心)の中で生活しているようだ。恐怖心を煽って視聴率競争に明け暮れるメディア、その視聴率を巧妙に使い営業成績を伸ばそうとする企業群も多い。保険、スマホ、医薬品、健康食品などはその代表者だろう。
 最近などはお上の一角である気象庁さえ、はるか南海の太平洋上に台風が誕生すると同時に、国民に日々の予想進路を見せ付ける。そう裏には、何かお上の責任回避の思想が見えなくもない。これらは穿った考えだろうか。


  先日の絵画展での出品作品(新人作家のものです)

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