第645話 女性の地位向上

文字数 523文字

 常識的に考えて、男と女には差がないはずだと思う。ただ違いがあるとすればその性の役割の違いだけだと思う。しかし、いまだに女性の地位向上や男女差別の話題が尽きない。現在のNHKの朝ドラは「虎に翼」という女性弁護士誕生の話だ。いつもの可愛子ちゃんが主役ではなく、伊藤沙莉のキャラクターを生かした話で評判がいい。何とも彼女を応援したくなってくる。






 同じくNHKの大河番組は紫式部を主人公とした「光る君へ」だ。源氏物語の読破に何度も挑戦したが、いまだにこの物語のどこがいいのか全く分からない。自分にはこの物語を理解するという感性がないのかもしれない。源氏物語の現代訳は、一流女性小説家のどうしてもやり遂げたい作品らしい。ただ男性としては源氏物語にあまり興味が沸かないというより、こんな世界があっていいのかとさえ思ってしまう。なぜならこれこそ女性蔑視の極みと思う話で、よくも女性がこれを賛美する気持ちが理解できない。たまたま主人公の光源氏が高貴な人だからという理由だけで許されるのかとさえ思ってしまう。いまだにこのような女性蔑視の物語が仰々しくNHKの大河に登場する理由が理解できないのだ。女性の地位向上といいながら、何かが違うという違和感が拭いきれない。
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