第322話 市のグランドゴルフ大会

文字数 461文字

 市のグランドゴルフ大会に初参加した。猪名川の河川敷にスポーツ公園がある。そこに、約180名の人々が参加していた。こんなところに80代を中心とするジジ、ババが集まっているとは、自分がジジイであることをすっかり忘れて驚きだった。
 お年よりは家で、ご近所でおとなしくしているのではないのだ。遊ぼうと、楽しもうとする人には、そういう場が存在しているのだ。年齢的にはやはり、6対4で女性のほうが多かっただろうか。誇らしげに、ホールインワンの景品であるティッシュの箱をもらって喜んでいる。まるで子供帰りをしているようだ。



 優勝は、エースを3個の49打(23アンダー)。優勝の副賞は、5000円の商品券ゲットだった。自分は残念ながら、エースに恵まれず62打(10アンダー)。次回には、少し様子も分ったので頑張りたいと思っている。
 それにしても、春先の一日、400円の参加費でこれほど楽しめるとは思いもしなかった。いくら年をとっても、人生を楽しもうと思えばいくらでも、それなりの世界が開かれていることわかっただけでも、大きな収穫だった。



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