ブルックリンの少女 (2020/6/12)

文字数 639文字

2018 年6月30日 第1刷 2018年10月22日 第4刷
著者 ギヨーム・ミュッソ  訳 吉田恒雄
集英社文庫



フランスのベストセラー作家、ギヨーム・ミュッソ、初めての体験でした。
彼の作品はすべてメガヒットするということらしい、大きな期待で拝読しました。

物語りの概略は:
著者と重なるイメージの売れっ子作家と親友の元警部が織りなすアクション・ミステリー。
一歳の息子を育てるために執筆を控えている流行作家が本当に愛する女性に巡り逢う。
プロポーズの際に彼女の秘密を打ち明けられ動転した主人公が彼女を一人置いて外出したすきに
彼女が拉致されてしまう、いったい何が起きたのか?
元警部の力を借りてと彼女の秘密を追いかける作家が見つけ出した真実とは何か?
そして驚愕のどんでん返しとは何なのか?

読み終わって久しぶりの小説満腹感に浸っております。
ミステリーの内容、ましてやどんでん返しの秘密はお知らせできませんが、
パリから、ニューヨーク・ブルックリンに及ぶスピード感に満ちた展開、
婚約者の隠された過去と悲惨な秘密に迫る躍動感はまるでシネマの様です。
そういえば、昨日観たリュック・ベッソンフィルムと共通するものがあります。
それは面白ければなんでも利用してみようということ。

タイトルの「ブルックリンの少女」という大きなヒントがあるミステリーですが、
謎を一個一個解き明かしていくその先がなかなか見えてきません。
ちなみに「どんでん返し」は、僕には予想できませんでした。
それこそが本作の魅力なのでしょうけど。
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