【ソロモンの偽証】Ⅰ事件、 Ⅱ決意、Ⅲ法廷 (2014/7/10)

文字数 522文字

2012年10月発行
著者:宮部みゆき
新潮社



各巻700ページ超、全3巻の大作に挑みました。
といっても、テーマは僕のウィークポイントでもある「学園もの」、
実際にはたっぷりと愉しませていただきました。
近年「学園もの」といえば、コミック、ラノベが主流のようです。
このあたりにはトント縁のないライフスタイルですが、
「学園もの」はやはり女性の手になる作品がよろしい、と常々想っております。

お気に入りの作家、桜庭一樹さんの「青年のための読書クラブ」や
恩田陸さんの「夜のピクニック」などは涙して読んだものです。
さて、宮部さん集大成との触れ込みの本作品は都立の中学校が舞台。
同級生が学校の中で自殺をした。
いや、あれはいじめのせいだ・・・いや、暴力による殺人だ・・・
いや、学校側は隠蔽している などのうわさの中に生きる中学生たちの物語。

連鎖して起きる不幸な出来事の数々に立ち上がる一握りの生徒たち。
彼らが試みたのは自分たちの裁判。
そこで「真実」は見つけられるのか? 「正義」は守られるのか?
判事、検察官、弁護人、陪審員そのほかの役割は
すべて生徒が担当する迫真の法廷ストーリーが最後に待っています。
不覚にも、最後に涙してしまいました。

だから??学園ものが大好きです。
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