緊急深夜版 (2013/9/10)
文字数 381文字
1957年発表 1981年ハヤカワミステリー文庫
著者:ウィリアム・マッギヴァーン 訳:井上一夫
本格的事件記者小説だ。
作者自身 社会部記者だったこともあって、
正義感に燃える記者の姿が生き生きと描かれている。
原題はNIGHT EXTRA 、
大事件の際に夜中に、紙面を全部組み替えて特別編集版を作るという意味だそうだ。
なんとクールなことよ。
主人公が追いかけている市を揺るがす大スキャンダル、阻止しようとする暴力の影、
ありふれた素材のように思えるが記者の目だけで全編スリリングな事件を共感できるのは
実は稀だ。
ありそうだが、今まで小説として成功した例は数少ない。
ポイントは、正義と悪を生真面目に扱っているところだろう。
悪と正義は紙一重、いや共存している現実において清潔に正義を貫く主人公は
まさにアメリカンヒーロー。
今読み返しても爽やかな読後に浸れる、読書の醍醐味だろう。
著者:ウィリアム・マッギヴァーン 訳:井上一夫
本格的事件記者小説だ。
作者自身 社会部記者だったこともあって、
正義感に燃える記者の姿が生き生きと描かれている。
原題はNIGHT EXTRA 、
大事件の際に夜中に、紙面を全部組み替えて特別編集版を作るという意味だそうだ。
なんとクールなことよ。
主人公が追いかけている市を揺るがす大スキャンダル、阻止しようとする暴力の影、
ありふれた素材のように思えるが記者の目だけで全編スリリングな事件を共感できるのは
実は稀だ。
ありそうだが、今まで小説として成功した例は数少ない。
ポイントは、正義と悪を生真面目に扱っているところだろう。
悪と正義は紙一重、いや共存している現実において清潔に正義を貫く主人公は
まさにアメリカンヒーロー。
今読み返しても爽やかな読後に浸れる、読書の醍醐味だろう。