辞書の仕事 2014/2/15
文字数 332文字
2013年10月18日第1版
岩波新書
著者:増井元
著者は岩波書店で「広辞苑」、「岩波国語辞典」、「岩波新漢語辞典」
などを編集した辞典のプロ。
2012年本屋大賞、2013年映画化されるなどの「辞典ブーム」を巻き起こした三浦しをんさんの「舟を編む」の印象が根深く、ついつい辞典の世界を垣間見てみたい欲に駆られて
本書を手にした。
まさに「舟を編む」の世界のノンフィクション版だった。
辞書編纂のディーテイルに埋もれることなく辞書作りの不思議、快感が綴られている。
と言って気軽なエッセイなどではなく、エピソードの細目一片一片に
コトバの重みを感知することは読者の無上の喜びだった。
言葉は常に時代が先行していくもの、
辞書は言葉の規範ではないのだという著者のやさしさに賛意を表したい。
岩波新書
著者:増井元
著者は岩波書店で「広辞苑」、「岩波国語辞典」、「岩波新漢語辞典」
などを編集した辞典のプロ。
2012年本屋大賞、2013年映画化されるなどの「辞典ブーム」を巻き起こした三浦しをんさんの「舟を編む」の印象が根深く、ついつい辞典の世界を垣間見てみたい欲に駆られて
本書を手にした。
まさに「舟を編む」の世界のノンフィクション版だった。
辞書編纂のディーテイルに埋もれることなく辞書作りの不思議、快感が綴られている。
と言って気軽なエッセイなどではなく、エピソードの細目一片一片に
コトバの重みを感知することは読者の無上の喜びだった。
言葉は常に時代が先行していくもの、
辞書は言葉の規範ではないのだという著者のやさしさに賛意を表したい。