面従腹背 (2018/12/25)

文字数 667文字

2018年6月30日 第1刷 、7月30日 第3刷
著者:前川喜平
毎日新聞出版



誕生日プレゼントをもらった、僕の誕生日は来年2月1日だからかなり早めのプレゼント。
プレゼントとは、前川喜平海老名講演会チケットだ、それも2月1日の。
前川さんは、我が家ではヒーロー。
安倍伝伝首相に真っ向から刃向かった高級官僚、
モリカケでほとほと頭にきすぎて切れかけていた我が家のうっ憤を、少しだけ晴らしてくれたお方だ。妻が僕に相談もせずチケットをプレゼントしてくれたのは、我が家の主権在民、基本的人権擁護、平和主義の発露でもある。

そこで講演会に先立ち前川さんの考えを予習しておくために手にしたのが本書「面従腹背」だった。面従腹背は前川さんのかっての座右の銘だそうな。
高級官僚が面従腹背とは??
その解説が論理的で倫理的で合理的、本書の最初から魅了されてしまった。
一言でまとめると前川さんは公務員の匿名性と個人の尊厳(国民主権)の二つのパートで文部官僚を実践してきた。
こんなリベラルなキャリア官僚がいて、事務次官まで昇りつめて、最後には誹謗中傷されるのが今の日本の政治実態だ。
国家が個人を統制する傾向がどんどん強まる中、恐怖と諦めのなかで、少しだけ本書に勇気をいただいた。まだ言論の自由は残されているのだと。
本書の章立ては以下の通り:
第1章 文部官僚としての葛藤
第2章 面従腹背の教育行政
第3章 教育は誰のものか
第4章 加計計学園問題の全貌を激白(寺脇研、倉重篤郎 両氏との鼎談)

前川さんの爪の垢でも煎じて飲んでみたら・・・日本会議に頭が上がらない政治家さんたち。
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