ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (2016/1/29)

文字数 524文字

2015年12月25日 初版発行
著者:ダヴィッド・ラーゲルクルツ  訳:ヘレンハルメ美穂、羽根由
早川書房



あの怪物ベストセラーミステリー「ミレニアム」が戻ってきた。
「ドラゴンタトゥーの女」、「火と戯れる女」、「眠れる女と狂卓の騎士」の三部作で全世界八千万部の実績を持ちながら、
作者スティーグ・ラーソンが出版前に急逝するという悲劇が僕の記憶に残っていた。
だから、ミレニアムは三部作で終わったものだと諦めていた。
しかし、新しい執筆者(ラーゲルクランツ)を得て、ミレニアムはもどってきた、その威力をアップデイトし、チューンアップして。

物語は、ミレニアム3から続いているため三部作を読むことは必須だが、
本作はぱっとしない宣伝コピー通り、
《バツグンに面白い》。

雑誌ミレニアム編集長ミカエルと悪に立ち向かう女リスベットのコンビが今作で挑むのは世界規模の陰謀だ。
その中で、懐かしい顔ぶれが元気に揃い、魅力的な新しい人物も加わってくる。
NSA(アメリカ国家安全保障局)スキャンダル、人工知能の特異点研究の天才科学者、
サヴァン症候群の少年、そしてリスベットに迫る亡霊・・・・・。
悔しいけど、バツグンに面白かった。
どうやら「ミレニアム5」もありそうだ、嬉し困ったことに。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み