超・反知性主義 入門 (2016/3/27)

文字数 474文字

2015年9月24日 第1版第1刷発行
著者:小田嶋隆
日経BP社



「反知性主義」という言葉がバズっている。
そして厄介なことに、この言葉の定義がとても混乱している。
確かに字面からは、馬鹿を嫌味っぽく表現したもののように受け取れる。
その実、裏側に隠されたニュアンスに気が惹かれてしまう、
・・・本当の意味は何だろうか?って。
本書は「日経ビジネスオンライン」に掲載されている連載コラム
「小田嶋隆の ア・ピース・オブ・警句」からピックアップしたものだ。
その時折のトピックスに、小田嶋さんの狙い定めた罵詈雑言が飛び交う。
01:生贄指向
02:絆指向
03:本音指向
04:非情指向
05:功利指向

以上、5章にわたって現代日本の、日本人の反知性指向をあげつらう。
僕の理解するところでは、反知性主義とは既存の権威や、確立された知識に対抗する新たな思考であり行動なのだろう。
そのテーマは多岐にわたり、 純粋な学問の世界にとどまらない。
本書で章立てされた時事ネタ考察も反知性主義のひとつなのだ。

付録の「宗教」と「反知性主義」という対談 (森本あんり/ICU副学長 )もお役立ちだ。
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