あまからカルテット (2014/1/24)
文字数 439文字
2013年11月初版
文春文庫
著者;柚木麻子
今週の毎日新聞書評で「縁起のいい本」として紹介されていたので。
短編5作連作で女性の友情を描いた、心ポカポカになるお話だった。
友情の輪になるのは、同じ女子校卒の4人組、
ピアノ先生の咲子、大手出版社編集者の薫子、
化粧品会社美容部員の満里子、そして料理が得意な主婦由香子。
連作の中で4人は恋をし・失恋し、仕事に悩み・挑戦し、家族の絆に悩み・気づく。
物語には悪者は一人も出てこない、
いや、現実には存在しそうもない良い人たちばかりが4人に絡んでくる。
実はプチミステリー仕立てになっていて、謎解きのキーが「たべもの」。
稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせち料理をテーマにした
ハートウォーミング友情讃歌となっていた。
女性たちの友情のいかなるものかなど、とんと近寄ることもない僕だけど
こんな「いい話」ばかりが連なると、やっぱりうれしくなってしまう。
作者の柚木さんは2014年本屋大賞にノミネートされた。
今後気にしていきたい女性作家がまた一人増えた。
文春文庫
著者;柚木麻子
今週の毎日新聞書評で「縁起のいい本」として紹介されていたので。
短編5作連作で女性の友情を描いた、心ポカポカになるお話だった。
友情の輪になるのは、同じ女子校卒の4人組、
ピアノ先生の咲子、大手出版社編集者の薫子、
化粧品会社美容部員の満里子、そして料理が得意な主婦由香子。
連作の中で4人は恋をし・失恋し、仕事に悩み・挑戦し、家族の絆に悩み・気づく。
物語には悪者は一人も出てこない、
いや、現実には存在しそうもない良い人たちばかりが4人に絡んでくる。
実はプチミステリー仕立てになっていて、謎解きのキーが「たべもの」。
稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせち料理をテーマにした
ハートウォーミング友情讃歌となっていた。
女性たちの友情のいかなるものかなど、とんと近寄ることもない僕だけど
こんな「いい話」ばかりが連なると、やっぱりうれしくなってしまう。
作者の柚木さんは2014年本屋大賞にノミネートされた。
今後気にしていきたい女性作家がまた一人増えた。