獅子吼 (2016/3/11)

文字数 392文字

2016年1月10日 第1刷発行
著者:浅田次郎
文藝春秋



浅田次郎さんの短編集は、今どきの流行り言葉で言えば『チョーヤバイ』のである。
短編だからすいすい読み進み、彼の術中にはまってクンクン泣くことになる。
電車の中で、数編読んで数回落涙してると、これはしっかとした 変なお爺さんである。
だから、ヤバい。

本短編集では6回ヤバくなる。
粗筋をお伝えするのは野暮というものだから、その背景・舞台をお知らせしておこう;
●獅子吼
表題作は、太平洋戦争末期の北の国の動物有縁
●帰り道
東京オリンピック(1964年)直前のスキーツアーバス
●九泉閣へようこそ
伊豆の今は寂れた老舗温泉
●うきよご
東大紛争で入試がなくなった1969年の駒場学生寮
●流離人
終戦直前の満州国、関東軍
●ブルー・ブル-・スカイ
ラスベガス近郊のしけたグロサリー・ストア

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