もっと厭な物語 (2014/3/13)

文字数 365文字

2014年2月第1版
文春文庫
著者:夏目漱石ほか



「後味の悪い小説」アンソロジー。
ときどき、衝動的に臭いものが嗅ぎたくなるように
「いやな小説もいいんじゃない?」などと思ってしまう。

【いやな物語】の続編で今回は大御所 漱石様も登場している。
全10編はどれも未読のものばかり、でも漱石様はじめ皆様 旨い作品を書いているので、
厭な思いはしない。
と言って、感激することもないのは題材が題材だけに仕方がない。
変人、怨霊、精神異常者、犯罪者の主人公に そうそうシンパシーを感じることもない。

ところで、「もっともっと厭な物語」に近年出逢っている。
「円高よさらば、円安よこんにちは」
「属国でもいいじゃないか、幸せならば」
「国分物語、その壱、琉球」
「給料上げないと、痛い身にあうぜ、九州博徒一代」
「戦争こそ平和、積極的平和主義の始まり」
なんてね・・・。
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