戦争の嵐 5巻 (2013/5/22)

文字数 543文字

「戦争の嵐」 5巻 (1983年版)
著者:ハーマン・ウォーク 
ハヤカワ文庫NV



30年前の文庫5巻組み、本の帯を見ると「超大型TVドラマ放送」と番宣されている。
きっとTVドラマも見たのだろうけど記憶が無い、
当然肝心の小説も記憶は無く新鮮に楽しめた。
帯に曰く:
『第二次世界大戦直前の1939年にベルリンのアメリカ大使館に赴任した海軍武官とその家族を
軸にして、世界中に吹きあれる(戦争の嵐)と歴史の流れに翻弄される幾多の人間像を、
ピューリッツァー賞作家が全世界的な規模で克明に描写。日本の真珠湾奇襲にいたるまでの激動の時代を背景に、ローズベルト、ヒトラーらの実在の人物を巧みにからませて描く、大河戦争小説』

主人公は海軍大佐、妻と二人の息子、ひとりの娘に関係する人々。
膨大な人々と世界各地でのエピソード、小説とはいえあまりに出来過ぎとの
批判もあるかもしれない。
しかし、この労作は歴史を描くことであり、この戦いで亡くなった5000万人もの命を主人公一家に映そうとする。
実は、「戦争と回顧」という続編があるらしい(翻訳されていない)。
当然主人公一家は、その戦争の中で犠牲を払うことになる、5000万人を代表して。
そして当然、読者はその苦悩を共有することになる・・・日本では出版されなかったのも当然。
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