宇宙と人間 七つのなぞ (2014/5/26)

文字数 364文字

2014年3月初版
著者:湯川秀樹
河出文庫



本エッセイは1974年に「ちくま少年図書館」の1冊として刊行されている。
テーマは子供たちに科学を探求することの意味と喜び、そしてその姿勢を説いている。
この書で科学に志した若い才能がきっといたことだろう。
本書でテーマとなっている「七つのなぞ」とは以下のものである。
◆宇宙のなぞ 素粒子のなぞ
◆生命のなぞ
◆言葉のなぞ
◆数と図形のなぞ
◆知覚のなぞ 感情のなぞ

どう数えてみても「七つ」にまとめられない、ちょっと不安になった。
内容は実は子供向けとは言い難いほどの高度な含蓄の文章である。
しかし文章のすべてから、日本人初のノーベル賞学者としての教育の自負と
優しさが見えている。

今、科学者たちがおかしい。
「謎」を追求する科学者の原点を見直すには良い時点なのかもしれない、
だから本社が復刻されたのだろう。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み