相棒の感想と気づきについて

文字数 1,659文字

 あっという間に12月だねえ。
 あなたにとって今年はどんな1年でしたか?
 どんな1年を願いますか?
 俺が願うのは世界平和だけだけれどね。

 子を産むのは女性。誰も自分の子を死なせるために産みはしない。
 まともならそうなんですよ。
 戦争で死なせるために、子供を育てますか? 
 そんな人はいないでしょうね。お金も時間もかかる。大変な思いをして守り育てる。
 それが母という存在です。
 そうあって欲しいです。
 なので、男社会の終結こそが世界平和への一歩です。

 さて、2022年11月30日放映の相棒の感想に行きましょう。
 今回、ミスリードには引っかかりませんでしたが、素敵な言葉がたくさんありましたね。
 薫ちゃんの演技、最高ですね。
 亀山さんが相棒の場合は他の方とは全然ちがうものだと思っています。
 他の方のコメントで知りましたが、右京さんにべったりなのは亀山くんだけらしい。
 このコンビは互いが引き立つ『正反対』の特性を持っている。

 頭脳派で冷静だが、間違った者に対して怒りを覚える右京さん。
 皮肉も効いていて、一見冷たいように感じますが優しくて熱い人だと思います。
 そして真っすぐで正義感の強い亀山くん。
 彼も優しくて熱い人。でも二人の性格の方向性は真逆。でも同じ方向を向いている。
 亀山くん役の方が降板させられた理由とかを知っているので、シーズン21が始まった時、凄くひやひやしたんですよね。
 でも始まってみると、亀山くん役の寺脇さんの演技はやはり最高だなと思った。
 亀山くんから感じるのは右京さんへの信頼なんですよね。右京さん大好きというのが伝わってくる。二人は違う優しさを持っていて、それが上手く混ざり合っているようにも見える。
 いつもは塩対応な右京さんのどことなく、亀山くんを気に入っているという雰囲気が凄く好きです。実際に仲が良いのか悪いのかはわからないけれど、プロだなと思うのです。

 相棒自体からの気づきの話し。
 ミステリーは好きだけれど、面白いと思うのは正直相棒だけなんだよね。
 で理由を考えて見たのだけれど、相棒というのは『理不尽な事件』が多い。
 コナンと比べると非情に分かりやすいのだけれど、『どうして被害に遭わなければならなかったのか?』これを考えさせられるのが相棒。

 コナンで多いのは怨恨など。
『殺すしかなかった』こんな感じの犯人が多い。
 これは刑事ドラマでも非常に多いのだけれど『犯人に同情せざるを得ない事件』は後味がわるいだけなんだよね。殺されて当然という被害者がいて、どうにも追い詰められて殺害に至った。けれども犯人を裁くのは法であり、どんなことがあっても殺人はダメ。
 これははっきりいって子供向けのメッセージなんだよ。
 物事の良し悪しが分からない子供に、どんな理由があっても犯罪はダメと教えるならいい。
 でも大人には向いていないメッセージ。

 相棒というのは『理不尽に事件に巻き込まれる』ことが多く、許せない犯人を捕まえ裁きへと導く。なのでとても悲しい事件が多いけれど『被害者に寄り添っている』エピソードが多い。
 なので感動するシーンも多いし、希望を感じる場面もある。
 ここにあるのは『絶対的に悪の犯人』なの。だから見終えて余韻が残るし、良い話だった来週が楽しみだなという気持ちになるんだよね。
 これは大人向けの物語。
 どんな理由があろうとも、他人を傷つけてはいけない。自分勝手な理由で犯罪を犯してはいけない。そういうメッセージがここにある。

 大人になると前者の方はあまり面白いとは感じないんだよね。
 トリックが凄いなとか思ったりはするけれど、どうして人は守られなかったのか? どうして追い詰められるまで誰も助けてあげなかったのか? そんなことしか思わないし、そういう感想しか持てない。『世の中は理不尽で、真面目な人ほど生き辛いね』そういう感想が主になる。 

 なのでコナンは観てはいるけれど、正直面白いと思って見ているわけではない。
 好きなキャラがいるので見ている感じなのかな。
 子供向けだしね。
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