色んな事を考え、複雑な心中

文字数 1,046文字

 自分には『誰のことも嫌いになりたくない』という気持ちがある。
 だが、嫌いになりそうな人と距離をおけば『興味のない相手』に変わっていく。

 好きでも嫌いでも心にあるのはとても辛いことだと思うのね。
 それが好きな相手なら良いけれど、嫌いな相手のことを考える時間は非常に無駄だと思う。
 そうでしょう?

 嫌いになること自体は悪いことではない。
 嫌いということは、自分に危険があると感じるからなの。
 それは別に殺されそうになったりという物理的なことに直結はしないかもしれない。
 そうではなく、精神的に害と感じるから。

 ダメなのは、嫌いだからと言ってその人を貶めようとしたりストーキングしたり、嫌がらせをすること。嫌いな人とは関わらない。これ以上の策は存在しない。

 
 人の思想は自由。
 誰が何を思うも自由。
 創作界では度々、創作以外のことを呟くなということがあるらしいが、この世に創作に関係ないことなんて何もないの。政治もそう。
 物語の世界にはあえて明確にせずとも法律が存在する。
 世界を統治するために、政治は行われている。
 誰かが統治するから不満は起きる。

 物事は全て繋がっていて、設定が細かいほど物語に厚み、奥行きが出るものなのだ。
 そして作者(その作品)の思想は深く作品と繋がっているし、経験や知識や思想によって作品は作られている。何にたいして何を思うのか? それはその人の作品の面白さと直結しているものだ。

 作品のことはともかく。

 人の思想は自由であり、いろんな人がいる。
 多様性を認めるということは、受け入れるということや我慢するということではない。
 色んな人がいるから、合わない人もいて当たり前だし、誰も誰かのことを好きになる義務はないということなの。じゃあ何をするのか?
 合わないこと、理解し合えないことを理解して、適切な距離を取ればいいということ。

 どんなに人気者だろうが、万民に好かれることはできない。
 だからたくさんの人に好かれていようが自分を嫌いな人は存在する。
 それは個性があるということでもある。
 嫌われることはそんなに悪いことではない。

 露国のP氏とかに嫌われたらミサイルが飛んでくるかもしれないけれど、普通は大したことは起きない。
 それよりも、常に当たり障りのない人間でいることの方がよっぽど問題。
 それは個性がないということ。
 どんなに努力していてもね。
 自分らしくあれば嫌われることもあるけれど、好かれることもある。

 当たり前だけれど、とても難しい問題だよねと思うのだ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み