知らないことほど恐ろしいことはない

文字数 1,444文字

 義務教育とは、子供には教育を受ける権利があり、親には教育を受けさせる義務がある。
 しばしば、学校に行く義務だと勘違いしている人を見かけるが、生徒が持っているのは義務ではなく権利である。その為、行かせないことで親が罰せられることはあるが、行かないことで法律として罰せられることはないはずである。
 
 ただ、この教育の中で人を意のままに操ろうとする国があることは否めない。
 我々が嘘を教えられている可能性があるということ。
 都合の悪いことは伏せられている場合があるということ。
 日本で言えば、性教育がそれにあたるだろう。
 
 正しい知識がないままに、性行為を不純なものとし、正しい知識がないために性欲の塊と化した(おとこ)に汚されるのが日常茶飯事。
 男女平等としながらも、男女平等ではない国が日本だ。
 そして、うつの話しで思ったのだが、”男性の鬱も増えている”と話に”男性のこと”をいちいちぶち込んで不快にさせるのも男尊女卑が根付いているからだと、俺は思う。

 職場などで多いのは、大して仕事もしないのに威張っている男。
 きっとそういう奴は、家に帰っても威張っているのだろう。
 大したこともしていないくせに、鬱とか笑える。
 生きる価値があるのだろうか?
 そんなことを日々思ってしまう。

 鬱になるのが多いのが男だというなら、何も成せていないくせに自分を過大評価しているのが問題だと思う。感染症により家にいることが多くなったのち、夫が暴力を振るうなど男の低能な部分が明らかになった。そんなのは勝手に散歩でもなんでもすればいい話で、他人(自分以外)に当たるのこと自体が間違っている。
 それを正当化することはできないし、それは日本男児の本質ならば変えるか、罰するか、消滅させるしか道はない。
 そんな状況で、男と結婚したいと女性が思えるものだろうか?
 給料が少ないと女性がキレるのも、家で何もしないのなら金くらい稼いでこいと言うことなのだろうが、そんな不満しかない相手と結婚するのもどうかと思う。
 そしてそんな人として水準の低い男しかいないのなら、日本は終わっている。
 日本の男は甘えすぎていると思うんだよね。
 もっと自分が凡人で大したことできないと自分自身を見つめなおすべき。
 凡人なんだから。
 鬱になんてならない精神の人はいくらでもいる。
 ホントに頼れる人が一人もいなければ、鬱になっている暇なんてないし自力で何とかしようとする。それはやがて”できる”という自信を産み、強さへと繋がっていく。
 学生ならば、そうもいかないし仕方ないとも思えるが、職場を変えるのは自分の意志でできること。その会社にしがみつく理由は何処にもない。

──閑話休題。

 俺は仕事のできない日本人男性が嫌いなんでね。
 話がそれたが。

 知らないことは、恐ろしいことなのだなと改めて思った。
 進撃の巨人の話になるが、ライナーという男は壁内人類のことを知らずに、壁を壊し多くの人を犠牲にした。知っていれば、違う未来はあったのかもしれない。
 どんな理由があったとしても、相手を知らずに攻撃することは憎しみしか生まない。
 結果、壁外人類は恨まれ地ならしへと繋がった。
 露国もそう。あんな危険な場所に(チェルノブイリ・現在はチョルノビーリ)自ら飛び込んでいくのは、正気の沙汰とは思えない。
 しかしながらそう思えるのは、俺たちが歴史でそのことを習っているからなのだ。
 知らないことは恐ろしいこと。
 そして情報の改ざんが産む未来は、決して明るいものではない。
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