要はその勇気があるかないか

文字数 564文字

 当然のことながら、変わったことをしている人は目立つ。 
 そして遠巻きながら、注目も浴びる。

 日本人は特に目立ちすぎることを嫌い、出る杭を打とうとする傾向にある。
 それは一人が”自分のために”目立とうとするから。
 だから反感を買うのである。

 要は目立つなら、他人を巻き込みまくればいい。
 例えばイケメンで目立ち、世の男どもに殺意を抱かれるなら、アイドルグループでも作り”団体”として目立てばいい。そうすると分散されるのでいくらかマシになるはず。
 世の中を形成しているのは嫉妬だ。
 人間は他人が自分より優れていると嫉妬する生き物。
 そして他人が自分よりも良い暮らしをしていたらなおさらである。

 他者に嫉妬心を抱かない人というのは、それなりに満たされているか、自分以外目に入らないかどちらかである。

 嫉妬は成功の妨げにしかならない。
 だが成功者は基本目立つ。
 その緩和のために他人に何かをしてあげることが手っ取り早い。
 人というのは基本、自分のために生きているので、自分に恩恵のあることには多少目を瞑る傾向にある。
 
 目立っていても何も言われない人というのは、大抵他人のために何かをして目立っている。
 要は目立ってしまうなら、他人も巻き込めということだ。
 そうすれば恨まれることも妬まれることも少なくなり、生きやすくなるはずである。
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