意図を考えすぎると人間関係は疲れるだけ

文字数 1,255文字

 文字の世界と言うのはリアルよりずっと考えることが多いと思う。
 それでもリアルでは相手の態度から何か感じるものもあるだろう。

 自分の場合は、発言の意図について凄く考えるんだよね。
 まあ、レビューを書くには書かれていないことについても考えたりするわけなのだが。
 どんなことも書かれていることだけが全てではないしね。何故ここでこんな発言をするのか? こんな行動をするのか? 作者の思惑を考えるものでしょ。
 それを考えなくても良いのがラノベだと思うのよ。
 だってラノベと言うのは深く考えずとも読めるものであるべきだから。読者層の年代的にね。
 そこには複雑な構成があったとしても、複雑な思惑はない方がいい。ストレートに読むものだから。

 現実もそうだけれど、基本ストレートに思っていることを言う人は居ないと思う。
 それが言えるのであれば、よっぽど空気が読めないかトラブルが起きても意に介さずというところなのか。そんなところだと思うんだ。

 とは言え、人間はコミュニケーションを取ろうとする生き物なので、どんな発言をしようがそれは火種となる。良いことを言おうが、悪いことを言おうがね。
 何故なら言った人がどう思うかではなく、受け取った相手がどう思うかが重要だから。
 どんな言葉も嫌な意味にしかとらない相手ならそれは揉める元だろうし、いい意味にしかとらなければトラブルは起きづらい。当たり前のことだけれど。

 今回Twitterで引用ツイートをされた時に、ある人のことを思い出したんだよね。
 今はやっていないサイトで俺に苦情をくれた人なんだけど匿名さんなので誰だかわからない。
 分かり合うことはできないという結論に至ったわけなんだが、俺はその人から返信が来るのがすごく嬉しかった。もう話すことはないだろうけど、大好きだったんだよ。

 作品にレビューを書くということはね、それだけの関係になることが多い。人によっては書いてくれた人だからと忖度することもあるでしょ。
 もちろん嫌でブロックということもあるだろう。
 本音を言える関係を築くのは至難の業だと思う。

 苦情を言ってくる人は初めから俺にいい印象を持っていない。だから好かれる必要はないので本音でぶつかってくる。本音って言うのは暴言じゃないの。
 それなりに伝えるのに言葉を尽くすだろうし、ちゃんと伝わるように言葉も選ぶよね。
 いろいろ怒られたりもしたけど、助けてもくれた。
 その人のことを思い出したらなんだか切なくなった。

 大抵、この人好きだなあって思う相手からは嫌われてんのよ。
 もちろん恋愛的な意味ではなく。まあ、恋愛でも嫌われるけどね。
 そのサイトはやっていないって言ってたし、何処のサイトメインで活動しているのかもわからないけど。仲良くなりたいっていったらなれたのかな?
 無理だろうね。好かれては居なさそうだし。

 だいぶ前のことだけど、元気にしているのかな。
 なんか思い出したら涙出た。
 
 誰かが言っていたよね。
 縁があれば何度でも会える。だから縁はないんだろうなと思う。
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